ワコーズのケミカル、知る人ぞ知るのが「ラスペネ」 ではないでしょうか。
フッ素樹脂配合の浸透潤滑油剤で、 強力な浸透力と防錆性があって、 濡れた状態で使っても水膜の下に防錆剤が入り込んでいきます。 要するに強力な防錆をしてくれるというわけ。浸透性も高いので、 錆びて固着してしまった固いボルトやナット類が外しやすくもなり ます。
ということで、どんなときにラスペネを使うといいのか、 CRCとの使い分けはどうすればいいか、 長尾さんと小屋敷さんに教わってきました。
「お二人はどんなときにラスペネ使ってます?」
「固着したボルトを緩めるときに、ってのが多いですね。
「水を油に置換する働きがあるそうですが」
「そうです。なのでサビを防止する効果もありますね」
「よく、クロモリフレームの内側に吹きかける人もいますよね。
「定番の防錆対策ですね。
「フレームの内側にかけるとして、
「BBとかチェーンステーに水抜きの穴がありますよね?
「あとは。。。
「そうですね。ちなみに我々は自転車以外にも使いますよ。
「車でも使えるんだ・・・!まあ、
「そうです。しかも錆落としにも使えまして、
「錆落としはCRCでもできるんですか?」
「できます。ただ、ラスペネのほうが若干いいかな?あと、
「そういえばですが、カーボンフレームは錆びないとして、
「まずないですね。チタンやステンレスも当然ないし、
「ちなみに、取扱い上の注意点は・・・?」
「火気厳禁です。
「パーツクリーナーもかなり発火性が高いですが、
「パーツクリーナーのほうがさらに危険ですね。まあ、
「はーい」