アルミのスポークとステンレスのスポークとでは、どっちの振れ取りの方がしやすいのか?

ロードバイクのホイールは、使っているうちにフレが生じてしまうものです。ですので、時々はフレの有無を確認して、生じているようならメカニックさんに依頼して取るのがいいでしょう。


スポークの材質がステンレスとアルミとでは、作業のしやすさにちょっと差があるそうで、どういうことか長尾さんに教わってきました。
 


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「アルミとステンレスとでは、どっちが作業しやすいとかってあるんですか?」


アルミの方が若干面倒なことになりやすい宿命がありまして、なんでかっていうと、アルミの方がニップルが固着して回せなくなることが多いんです


「そうなんですね。ステンレスはそうでもない?」


うーん、ステンレスも場合によっては硬いですよ。まあ、そもそも完組みのホイールはかなり硬めにスポークを取り付けているので、どっちにせよ硬いんですが


「でも、ステンレスの方がまだマシってことですかね」



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そういうことです。ちなみに、固着してしまった場合は、ニップルにラスペネをつけて回しやすくするってことはします


「あ、ラスペネですね。浸透させることで緩みやすくさせるやつだ」


そうそう。ただ、ラスペネも要注意でして、あんましやりすぎると走行中に緩んできてしまうので、あまり積極的にはやりたくはないですね。あくまで最終手段です


「あ、そうなんだ」


どうしても回せない場合、頑張って回すことになるんですが、まれに折れてしまうこともありますね。そうなったら、交換となります


「カンパニョーロの場合、スポークの予備を注文して届くまでにどれくらいかかるんでしょ?


日本に在庫がないと空輸になるので……1ヶ月は普通に待たされることはあります。これはふつう


「うえーー、長いな。。。じゃあ、シマノは?」


注文してすぐきますよ。もう、比べ物にならないくらい早くw


「流石のシマノですね…」



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まあ、ホイールが触れるって、あんまりなくって、1年に1回くらいメカニックさんにチェックして貰えば問題無いでしょう。よほど乱暴で雑な乗り方をしないかぎり、そこまで短期間で悪化することはないもんです


「そういえばですが、私が以前乗ってたダホンの20インチのミニベロに、スポーク本数がやたら少ないスポーティなのを履かせていましたが、2回ほどリムが割れてしまったことがありました」


スポーク本数の少ない、キネティくすプロですね。見た目はかっこいいんですが、スポークテンションが鬼の如く高く、かなりストレスのかかるホイールでしたね。あれは破損する率が高かったです


「やっぱり、スポーク本数が多ければ、頑丈になり、ひいてはフレも発生しにくくなる?」


ですね。そういうもんです。なので、ホイールを買うときはスポークの材質や本数、特性にも意識を向けてみてくださいね


「はーい」
 


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