カセットスプロケットの14-30Tという組み合わせがない理由

筆者は貧脚ゆえ、ずーっとジュニアスプロケットを使っています。


14-28Tという組合せで、トップギアが14Tまでっ手のが特徴。いわゆる、学生さん向けのギアですね。

 
クロスレシオなギアなので、変速がスムーズで気持ちよく走れて気に入っているんですが、できれば登坂向けにもう1枚・・・30Tがあればいいな~とおもうこともしばしば。

 
なぜ14-30Tというカセットスプロケットが存在しないのか、ハクセン鳩ヶ谷メカニックの小屋敷さんに聞いてみました。



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「あれば個人的にはいいな~~って思うんですけど、なんでないんでしょうね??」


そういえばないですね。。。正確にはわからないですが、ジュニア用なので、機材での不公平が起きないよう、統一されているんじゃないかなと


「TOPギアが14までってのは、筋肉や体が発育途中の学生さんに配慮してってのはわかるんですけど、でも軽いギアならあっても不公平にはならないような?登坂時には必要にならないのかしら」


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まあ、30Tが必要な身体では、学生レースを戦えないんじゃないですかね。そもそも(笑)


「あー、なるほど」


古い記憶なので、今もそうなのかはわかりませんが、以前はチェーンリングにもレギュレーションがあって、コンパクトである必要がありましたね


「あ、リアだけじゃなく、フロントも統一されてたんだ」


ええ、ノーマルチェーンリングはNGです。今はどうなのか、調べてみないとわかんないですけどね



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「学生さんって、けっこうなレギュレーションて制約があるんですね」


学生さんもハクセン鳩ヶ谷にいらっしゃいますが、以前はレギュレーションシートを持参して、この制約内で組んでほしいって頼まれたこともありますよ


「他には、どんな制約があったりします?」


タイヤの太さも。。。だったかな。23cでないといけない…とかだった気がしますね。あと、ディスクブレーキが認められていなくて、リムブレーキだけだった時代もあります


「でも今は、ディスクブレーキ主流だから、さすがにリムブレーキモデルでないとNGってわけでもないよーな気はしますね」


ですね。そのへんのレギュレーションは時代に合わせて最適化されているとは思います



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「で、話は変わって、14-30Tってカセットスプロケットは、作られることはない…ですかね?」


たぶんないでしょうね。30Tを使いたいなら、ジュニアじゃないモノを選ぶ必要があります。ちなみに、最新のアルテグラとデュラエースのカセット種類を見てみましょう


「あ~~、12速ですもんね。どんな組み合わせなんだろう?」


まずアルテグラから…。アルテグラは10-30Tと10-34T の2種類だけっすね



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「え、少なくないですか?11速のはもっとあった気がする」


5種類くらいはありましたね。まあ、初期ロットって話なので、潤沢に流通するころには、もう少し種類が増えるのでは?って期待はしてます


「ジュニア用の12速のカセットは、まだ出ていないっぽいですね。いつになることだか…」


何かしらの形で登場すると思いますよ。時間はかかるでしょうけどね。で、デュラエースですが…


「ゴクリ…」


11-28T 11-30T 11-34Tの3種類です。なお、デュラエースにはGSの設定はないので、リアディレイラーは1種類のみ。そのひとつですべてのカセットスプロケットに対応しますよ


「お~~、30,34も選べるのはうれしい。しかもリアディレイラー替えなくてOKなのもありがたい。って、まだ当面買わないけど…」


11段用のパーツもまだまだ買えますので、安心してくださーいw
 


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