ロードバイクでもミニベロでもMTBでも、自転車は乗っていれば劣化するし、消耗品はダメになっていくものです。
よって定期的なメンテナンスが欠かせないものでして、重要なのはいつやるか?という判断ですね。
自転車って乗っていればなんとなく動くし、BBやベアリングが壊れているかどうかは外からは見えないのでわからない、チェーンは見えるけど、伸びは目視ではわからない…と、なかなか気が付きにくいものなんですね。
ということで、定期検診やオーバーホール等のメンテナンス頻度はショップさんと相談しつつ決めていくのがよいという話を小屋敷さんに教えてもらいました。
「自転車喉の部品っていつ壊れるか、どれくらい乗ったらダメになるのか、がわかりにくいっすよね~。何年もロードバイク、ミニベロに乗ってますが、ついついメンテナンスのタイミングを見失うんですよ」
「徐々に進行する劣化はオーナーさんはわかりにくいですもんね。逆にたまにしか触らない我々からすると、オーナーさん以上に劣化や変化に気が付きやすいもんです」
「そう?こないだパナモリのメンテをお願いしましたが、じゃあバイクを持った瞬間に異変に気づきました?」
「ハンドルを持ち上げた瞬間にわかりましたw ベアリングの劣化が進んでいるな~って」
「まじすか?持ち上げただけで??プロの感覚ってすごいな…で、実際にヘッドを開けてみたら、すごい状態だったわけですよね?」
「でしたね。壊れてはいないけど、かなり劣化は進んでて、ベアリングは復活させようがない状態でしたね。上下のベアリング両方とも」
「ヘッドの上下、どっちのベアリングが先に死にやすいって傾向はあるもんですかね?」
「うーん、強いて言えば下かなあ。路面の水の巻き上げをもろに食らうのはこっちですから。雨天では乗らない人でも、濡れた路面を走る、不可抗力で水たまりを通過する…ってことはありますから」
「あ~~~、それか~~~、たしかにそれは無意識にやってますわ。というか、防ぎようがない」
※なんで内側がこんなに汚れるのだろう…?
「それと、ちょっとの雨でもフレーム内部に水分は浸透しますからね」
「だよね・・・あと、気温の変化による結露とかは、雨とか天候関係なくあるわけで、そうかんがえると、自転車の内部ってどうしても湿気は貯まるもんですね」
「なので、ラスペネ等をときどきフレーム内部に吹きかけるのはオススメです」
「がってんです!持っているので時々やるようにします」
「ところで、オーバーホールのような大掛かりなメンテナンスのタイミングって、つくづく一筋縄では行かないというか、個人差がでかいっすね」
「そうなんです。一概に2年毎とは言えないのが難しいとこで。たとえば走行距離だって違うし、個々人のパワーや乗り方も違うので、傷み方にも差が生じます」
「通勤や通学など、雨でも乗るぜって人なら、距離はいかなくても劣化は激しいとか」
「そうそう、ぜんぜんありますね。床の間に飾る人なら何年後でもほぼメンテフリーだしw」
「なにかしら、自分のタイミングを図るのがいいってことか」
「ナカヤマさんの場合、2年半の現時点だと劣化が激しいってことがわかったんですが、パナモリの年間走行距離はどれくらい?」
「4,000キロくらいっすかね。2年半なので1万キロは超えたかな~ってとこでしょうか」
「ナカヤマさんの乗り方だと、2年でのパーツ交換、グリスアップがオススメっぽいですね。今回のタイミングを参考に、次回は2024年2月にやりましょう!」
「はーい」
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