最近のロードバイクはほとんどディスクブレーキ仕様ばかりになりましたね。
街中やサイクリングロードですれ違うロードバイクも、かなりディスクモデルが増えてきた印象があります。
ほんの3年くらいまではリムブレーキが主流だったのに…ブレーキシステムの日進月歩はすごいですね。
ただ、ディスクブレーキにはディスクブレーキのトラブルやメンテナンスが付き物でして、音が鳴ることがあります。
たぶん、リムブレーキよりも頻繁に起きる印象。
しかも、原因特定が面倒で、治すのがひと苦労…。
今回、筆者のディスクロード(ラピエールのゼリウス)の音鳴り問題を解決いただいたので、長尾さんと小屋敷さんに振り返ってもらいました。
「中山さんのラピエールの音鳴りですが、最終的にブレーキパッドとローターの交換を行って解決しましたね」
「一度鳴るとなにをどうやっても治らないことが多いですよね~~。ディスクブレーキってカッコいいし、性能は文句なしなんだけど、これがあるから悩ましい」
「鳴る場合は鳴るし、かといってぜんぜん問題ない人もいるので、運というか、その人の乗り方が影響しているのか、メカニックの我々のもよくわからない部分はあります(笑)」
「今回、アルテグラのパッドをサードパーティ製のにしてもらったんでしたっけ」
「そうです。ASHIMAというシマノにも使えるもので作業しています」
「初めて聞くメーカーだ…なんでシマノにしなかったんですか?」
「シンプルにシマノ製のブレーキパッドが入荷しないからなんですよ。最近はMTBとロードバイクでローターも共用化されており、入荷に時間がかかってます」
「なるほど、でも性能的には問題なしですよね?」
「ええ、性能は安心してください」
「空気を取り入れるフィンがありますが、これはアルテグラもASHIMAも同様に設けられていますね」
「空気が入ることでパッドを冷却してくれるわけです。パッドの冷却効果であって、ローターは関係ないですよ」
「なるほど、ローターは等しく熱くなると…パッドの形状で冷却効果を高めようとしているっぽいですが、実際触ると相当熱くなりますよね?」
「火傷するレベルで熱いです。とくにダウンヒル直後なんてホカホカとか生易しいものじゃないので、くれぐれもふくらはぎとか接触させないように注意してくださいね」
「ところで、ブレーキパッドが入荷しにくい問題って、リムブレーキもですか?それともディスクブレーキだけの話?」
「ディスクブレーキで顕著ですが、リムブレーキはそうでもないです。そこは需要がそのまま反映しているっぽいです」
「リムブレーキのパッドはハクセン鳩ヶ谷に在庫もおいてありますもんね。今後はリムブレーキが少数派になっていくんだな。。。。というのが垣間見えますね」
「なお、ブレーキパッドだけじゃなくって、ローターも品薄なんですよ」
「うげ、ちなみに発注から何ヶ月くらい待つことになります?」
「2~3ヶ月といったところですね。消耗品は交換の必要性を感じてからオーダーするものなんですが、ちょっと早めに発注いただくとよいかもです」
「たしかに、、たかが消耗品かもだけど、それがないと走れないことも多いですからね。とくにブレーキ関係なんてその最たるものだし」
「そうです。交換の必要性が生じてから考えるのではなく、消耗するちょっと手前で発注だけでもかけておくと、せっかくの愛車に乗れないよ~~という事態になるのを避けられます」
「しかと心得ました~~」
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