だんだんとロードバイクのスタンダードになりつつあるディスクブレーキ。
使い始めてみると、その性能に感激するものです。やはり最新のテクノロジーはすごいなあとおもう一方で、慣れない機材なのでメンテナンスで迷うこともしばしば…ではないでしょうか。
そこで、ディスクブレーキの基本的な掃除のコツや、掃除するときの注意点を長尾さんと小屋敷さんに教えてもらいました。

身振り手振りで解説する長尾さん(^^)
「まず大前提として、ブレーキパッドをつけた状態でパーツクリーナーを吹き付けるのはやめましょう!」
「それは、音鳴りの問題が起きるから?」
「その通りです。パッドの素材でよく使われるレジンだと、しみ込んでしまって二度と取れないから」

「パッドをつけたままでの掃除をするなら、どうすればいいでしょ?」
「エアーを噴射して飛ばすなら、パッド付いたままでも問題ないですね」
「エアーっていうと、家庭だとPCのキーボードを掃除するスプレー缶しかないですが、あれだとどうですかね」
「表面的な汚れなら落とせると思いますが、圧が弱いからいまいちかな…」
「ブレーキパッドを外して掃除するとして、それならパーツクリーナーかけても大丈夫ですか?」
「まあ、大丈夫です。我々も日常的なメンテナンスで使いますしね」

※突如、絵を描いて説明し始める長尾さん
「ディスクブレーキのブレーキパッドを外すのも、とくに難しくないですもんね」
「ええ、パッドを指で内側向きに押さえて、引き抜くだけですね。ただし、ブレーキパッドには向き(LとR)がありますので、そこだけは注意してください」
「はいはい、リムブレーキとそのへんは同じっすね」
「ちなみにですが、シマノだとローターを抜かなくても…つまりホイールをつけた状態のままブレーキパッド交換が可能です」

※メカニックとしての腕は達者なのですが、絵心がありません…
「へ~~、便利かも。。ん?でも、掃除するなら結局ホイールの脱着は必要なのでは?」
「まあ、そうなりますw。あと、ローターの話も出たので補足しますと、ローター部分にはパーツクリーナーはぶっかけないほうがいいです」
「どんなかんじでやればいいですか?」
「ペーパーウェスなどに軽くパーツクリーナーを吹き付けてから、それで掃除してあげてください」
「なるほど、承知です。ところで、ローターって汚れが見えにくいものですが、そんなに汚れる部分ですかね?」
「それが結構汚れているモノなんです。なので定期的に掃除してあげてくださいね~」
「はーい」

※メゲずに絵を書き続ける長尾さん
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