自転車屋が考える、『盗難されにくいミニベロの駐輪方法』

ミニベロに限りませんが、大切にしている愛車が盗難されてしまうことほど、悲しいことはありません。



自転車というものは、自分好みにカスタムするものなので、唯一無二の存在になっていくんですよ。いわば、パートナー。相棒と呼んでもよいくらい。



私も、ロードバイクとミニベロをこよなく愛する自転車乗りとして、駐輪の際は細心の注意を払っています。



今回は、ハクセン鳩ヶ谷の長尾さん流、『盗難に遭いにくいミニベロの駐輪方法』を聞くことができました。

20140502_101340

用意するのは、ループさせられるワイヤー錠とスチールプレート製の頑丈な鍵の2個。

How_to_lock1




まず、ワイヤー錠をサドルのレールに通します。

How_to_lock2




長尾

ミニベロがロードバイクやママチャリと決定的にちがうのは、”シートポストがカンタンに抜けてしまう”ことなんです。クランプを緩めれば、ワンタッチでサドルとシートポストを盗めてしまうんですよ。だから、僕はまずシートポストを守るワイヤーの通し方をします


サドルによっては、ワイヤーを通すスペースすらないタイプもあるので、注意してくださいね





このように通します。
次に、ホイールにも通していきます。

How_to_lock3





ワイヤー錠の長さが足りなくなるので、シートポストは下げてしまいます。
盗難意欲を削ぐ効果もあります。

How_to_lock4




ワイヤー錠は、前後のホイールに通します。
もし長さが足りなければ、片方のホイールのみで。

How_to_lock5




シートポスト、前輪、後輪に通しました。(ちょっと長さが足りないけれど^^;)

How_to_lock7





頑丈な方のもうひとつの鍵で、地球ロックさせます。(柵とか柱を使います)
上の写真は、「ホイールと柱を組み合わせた」イメージです。

How_to_lock8




こんな感じで、ふたつの鍵を取り付けました。

How_to_lock9




上から見た図。ワイヤー錠の長さがイマイチな場合、このようにもう片方の鍵に引っ掛けてしまうという手もあります。

How_to_lock10






そうすれば、じゅうぶんな長さを確保できますよ。

How_to_lock11




2台の場合はどうするか・・・まずは2台並べます。(写真は、2台とも同じ方向を向いていますが、前後逆にしてしまってもOK)

How_to_lock12




ちょっと見づらいですが、赤いMu P8のサドル > ベージュのMu P8のフレーム > ホイール・・・とつなげてあります。


一周するのが理想ですが、さすがに2台だとそうもいきませんので、苦肉の策ということで(笑)。

How_to_lock13




地球ロックに使ったのはこの鍵。スチールプレート製でかなり頑丈です。(やや重いですが、コンパクトで持ち運びはしやすいです)

How_to_lock15



以上、ハクセン鳩ヶ谷が考える、盗難に遭いにくいミニベロの駐輪方法でした。


ただし、ゼッタイに盗まれないカンペキな駐輪方法というものはないので、くれぐれもマナーを守って、「なるべく短時間」を心がけて停めてくださいね。





<おまけ>
イオンにお買い物に行ったとき、さっそくやってみました。
なんか、カッコ悪い佇まいだけど、盗難防止が目的だから、気にしない!(笑)


How_to_lock16




サイクルショップ ハクセン
〒334-0011 埼玉県川口市三ツ和1-9-24 
TEL 048-281-0926  FAX 048-281-0985 
メールアドレス h-hakusen@ace.ocn.ne.jp