みなさんは、サドルバッグに何を入れていますか?
おそらく、パンク修理キットはまず確実に入れているかと思います。あとは交換用のチューブとイージーパッチもデフォルトで携行しているでしょう。
とっさのパンク修理に便利なイージーパッチですが、中山はつい最近まで、恒久的な修理ツールと信じて使っていました。ところが、ロードバイクのパンクで何度かイージーパッチで修理したところ、わりと即効で再度パンクしてしまうという事故が頻発しまして、「あれ?もしかしてイージーパッチは応急処置用のものなのかな?」と思うに至ったわけです。
果たして、イージーパッチはロードバイクのパンクにどこまで対応できるのか、長尾さんと小屋敷さんに助言を求めてみました。
「えぇ!?イージーパッチを過信したらダメだよ」
ロードバイクのパンクが最近頻発するんですよー。
どれくらいの頻度で?
週1から週2で起きます。もー勘弁してほしい。ちゃんとイージーパッチで修理しているのに(プンプン)。
イージーパッチは応急処置的なものでしかないから、過信しちゃダメですよ
え、うそ?イージーパッチさえすれば、チューブはずーっと使い続けられるんじゃないの?
いや、違いますよ。イージーパッチはあくまで簡易的な修理用でしかなく、ちゃんと治すならゴムパッチを糊着けしてローラーでしっかり圧着しないと。
そうなんだ・・・。あ、でもミニベロではイージーパッチだけチューブを長年使い続けられているけど?
それは、空気圧の差でしょう。ロードバイクのほうが空気圧が高いから、イージーパッチ程度の膜では耐えられないんですよ。つまり、ミニベロで使えていたのは、単にラッキーだっただけで、ミニベロだって空気圧によっては持たないですよ。中山さんのミニベロの空気圧は?
リアは8.0で、フロントが7.5すね。
そりゃ、ロードに近い空気圧じゃないすか。運が良かったですね。でも、本来ならパンクが再発しててもおかしくない。
そーだったのか・・・。
”イージーに貼れるモノは、イージーに剥がれる”ってことですよ。
なるほど(笑)。
あとね、イージーパッチを一度貼って、またパンクしたときとか、空気が抜けるとパッチを貼った箇所がシワくちゃになるでしょ?
なるなる。
そのシワの間から、空気が漏れるんですよ。べつに貼り方の問題じゃなくて、イージーパッチの宿命なんです。
まじすか。じゃあ、イージーパッチとはどう付き合えば良くて、チューブの交換はどうすればいいの?
イージーパッチはあくまで応急処置って考えておいてください。出先でパンクして、予備も使い切ったとき、とりあえず帰宅するための一時的な処置です。
あくまで、テンポラリーだということっすね。了解です。
僕は、イージーパッチで直したら、帰宅後に新品に取り替えてますね。モッタイナイ気もするけど、チューブ単体はさほど高価じゃないし、あくまで消耗品だって割り切ってます。早め早めに交換していくほうが、パンク回数が減って結果的に得だと思います。
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