ロードバイクが好きで、たくさんの距離を乗る人は、必然的に「事故の可能性がそれだけ高い」ということを意味します。
生身の体がコンクリートの路面に叩きつけられようものなら、大ケガは必至。よって、安全運転には十分すぎるほど気をつけたいものです。
今回は、ハクセン鳩ヶ谷のスタッフと、馴染みのお客さんに、「日頃実践している安全運転のコツ」を訊いてみました。
Tさん 「単純だけど、ライトの数を多くしてます。フロントもリアも2個づつつけて、車からの視認性を高めていますね」
長尾 「どこにつけてるの?」
Tさん 「フロントライトはハンドルとフォークの先端ですね。片方は点滅、もう片方は常灯させてます」
中山 「おぉ、こんなところに!」
小屋敷 「リアは?」
Tさん 「ひとつはシートポスト、もうひとつはヘルメットです」
長尾 「前後で4個もつけているんだ。たしかにこれは目立つね」
Tさん 「長尾さんはどんな対策をしてます?」
長尾 「ボクは住宅街とか、見通しの悪い交差点に進入するとき、左足を上にして”いつでもビンディングペダルを外せるよう待機”してる。準備していれば、とっさの飛び出し等に反応できるから」
小屋敷 「似たようなシチュエーションで、たとえば後続の車がいない住宅街の交差点だと、ボクは意図的に右に膨らみながら通過しますね」
中山 「右に膨らむ・・・? どういうこと?」
小屋敷 「そうすれば、飛び出しが見つかりやすくなって、飛び出しにも対応できるじゃないすか」
Tさん 「そうか、ギリギリまで左に寄ったままだと、死角が大きいぶん、接触の可能性が高くなるよね」
長尾 「相手が逆走してたりすると、なおさらだよね。まあ、住宅街だと逆走してくる自転車も多いから、予測しながら交差点を通過するほうが、身の安全になる。で、中山さんは何か心がけてます?」
中山 「夜間は路面状況がわかりにくいから、走り慣れた道しか走らないって決めてますね。何度も走っている道なら、”ここは凸凹しているからハンドルが取られやすい”とか、”ここは砂利が溜まるゾーンだから、スピードを落としてブレーキングせずに通過しよう”ってできるんで」
小屋敷 「砂利は何気に曲者。あと、マンホールは乾いてても滑りやすいし、濡れてたら白線も危険。砂利に遭遇したら、”ブレーキをかけない、ペダルを漕がない、まっすぐ走る”ようにしてます」
中山 「自転車通勤しているんだけど、毎日同じ道だと飽きてくるでしょう?だからたまには違うルートで帰りたくなるんだけど、それはガマンする(笑)」
店主 「ボクは、信号待ちでは必ず先頭に出るようにしているよ」
中山 「どうしてですか?」
店主 「車に認識してもらいやすくするため。車と車の間だと、見落とされることがあるでしょ?だから、わざと先頭に並んで、ここにいますってアピールをするんだ」
一同 「なるほど」
Tさん 「こないだ、怖い思いをしたんですけど、大きな交差点を直進しようとしたら、対向車線の右折車が急に目の前に飛び出してきて、接触しそうになりましたよー」
小屋敷 「典型的なロードバイクあるあるだね。車のドライバーは、ロードバイクが原付きがそれ以上にスピードが出る乗り物だって認識してないよね。”曲がれるだろう”って右折して、”えぇ!?ロードってそんなに速いの?”って目測を誤ることはよくある」
長尾 「だから、たとえ信号が青であっても、ロードに乗っている人は、無茶な直進はしない方がいい。とくに信号の変わり目は危ないよ。右折車が来ないかどうか、気を配りながら交差点に侵入したほうがいいね」
一同 「ですねー」
いかがでしたか?
ひとつひとつは些細な努力でも、やるとやらないでは大きな違いです。どうかみなさんも安全運転で快適な自転車ライフをお過ごしください。
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