みなさんはチェーンとスプロケットの手入れ、されてらっしゃいますか? 必要に応じて交換していますか?
(´・ω・`) 「チェーンの寿命ってどれくらいなの?」
(´Д⊂ヽ 「スプロケットって、そもそも交換するものなの?」
と思ってらっしゃる方もいるかもしれませんが、消耗品なので交換は必要です!
ただ、チェーンやスプロケットって、ぱっと見は新品と変わりはなく、「はたして寿命なのか、それともまだ使えるのか」の判断が難しいですよね?
ということで、そのあたりの見極め方を、長尾さんと小屋敷さんに確認してみました。
長尾
「いちばん快適&確実なのは、チェーン交換時にスプロケットもいっしょに交換してしまうことですね」
小屋敷
「ですね、ただ、ちゃんとメンテを心がけている人なら、スプロケットはもうちょっと持つかと思いますけど」
メンテってどんな?
長尾
「乗ったらチェーンを乾拭きして、ときどきルブを注す、です」
それを怠ると、どうなっちゃうの?
長尾
「チェーンの汚れがこびり付いたり、内部の継ぎ目が錆びちゃいますよ」
小屋敷
「それと、チェーンが伸びてくるとスプロケットの歯を削りとってしまうんですよ。伸びたチェーンで乗り続けていると、スプロケットもダメにしてしまう」
どんなふうにダメになるの?
小屋敷
「歯が尖ってきますよ。まずリアスプロケットが先にダメになり、次にチェーンリングもダメになります」
※写真は、お釈迦になったチェーンリング
伸びたチェーンは他のパーツの摩耗も加速させてしまうってことか。でも、チェーンの寿命って、どう判断すればいいのかしら?
長尾
「乗り方にもよるので、一概に距離で断定できないんで、目安で言いますね。ミニベロなら3,000~3,500キロ。ロードバイクでも4,000キロそこそこですね」
ふむふむ、交換時にちゃんとメモしておかないと忘れちゃいそうになるな…。
長尾
「簡易的な方法として、チェーンリングのこのへんを指で摘んで、1センチ以上浮いたら伸びてます。歯の先が見えたらそのチェーンは完全に寿命が来ていると考えてください」
※チェーンを外に引っ張ってみるだけの簡易テスト
こりゃカンタンだ。帰ったら自分のバイクで確認しよう。
小屋敷
「伸びたチェーンやすり減ったスプロケットは変速もしにくいので、ディレーラーをちゃんと整備しているのに変速がおかしいとか、歯飛びするとかなったら、これを疑ってくださいね」
ところで、デュラエースは摩耗に強いとか、あるんですかね?
長尾
「多少はあると思いますよ。ちなみにデュラエースのローギア(1~4速)の歯はチタン製です。強度をあげるという意味と、軽量化の二つの目的があると思います」
小屋敷
「デュラエースはたしかに良い物ですけど、ごくふつうにロードバイクを楽しむ、通勤で使う、ポタリングするって方なら、高いものをながーく使うよりも、105クラスの安いものをコマメに交換したほうが、快適な自転車ライフが送れますよ」
長尾
「そうそう、それに、気分に合わせてスプロケットを交換するのも楽しいですし」
ええ?気分に合わせてスプロケットを交換する?そんなことする人がいるの?・・・っていうか、どういうこと?
長尾
「それはですね…おっと、馴染みのお客さんがいらっしゃいましたね。こんにちは、どうされました?」
馴染みのお客さん(女性)
「チェーンがおかしくなって、変速できなくなってしまったんですぅ…」
長尾
「どれどれ、ちょっとバイクを見せてもらえますか・・・んんっ!?」
Σ(゚Д゚) こ、これは…!(スタッフ一同、息を呑む)
長尾
「うーむ、なんというタイミング。”メンテをちゃんとしないとこうなってしまう”という、ピッタリの事例となるバイクですね(笑)。長くなるので、詳しくは次回の記事で説明していきましょう」
馴染みのお客さん(女性)
「うぎゃーーーー、アタシのバイクがハクセンのブログ上でダメ出しされちゃうーーーー(泣き笑い)」
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