ハクセン鳩ヶ谷の店長は、毎年2月にハクセンのお客さんとツーリングに出かけています。
行き先はもっぱら沖縄。シーズンオフで費用が安いのと、本州にくらべて格段に暖かいからというのが理由。これまでは沖縄本島を走っていたのですが、今回は初めて離島(石垣島、西表島、小浜島、竹富島、黒島)に行ってきたそうです。
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ハクセン鳩ヶ谷の店長は、石垣島でツーリング中です
そのレポートを、参加してもいない中山が(店長のみやげ話を元に)お届けします(笑)。
楽しそうだな…。
平均年齢70歳(くらい)の三人衆で4時半にハクセン鳩ヶ谷のお店に集合。ワンボックスカーに3台のロードバイクと荷物を積み込み、川口市から羽田空港に向かいました。うーむ、70歳といえばいわゆる古稀ですよ。それにしても元気なオッサンジェントルマンたちです。
6時半発の石垣島行きに乗るためには、自転車を預けるための時間も計算に入れて、「カウンターには1時間前には着いておくべき」(by 店長)とのこと。駐車場からカウンターまでは自転車を持って移動しなければならないので、駐車場に1時間前に到着したのでは遅いそうです。飛行機は待ってくれないので、時間にはたっぷり余裕をもっておきましょう。
ちなみに、航空会社(JAL、ANA)によってカウンター位置が違うので、事前に調べておかないと遠回りさせられることもあります。あと、羽田から石垣島への直行便があるそうで、それに乗ったほうがなにかと楽だそうな。たしかに、荷物の運び出しがないし、那覇での乗り換えのタイムロスがもったいないですからね。
中山は飛行機でロードバイク(or ミニベロ)を運んだことがないので、飛行機輪行に慣れた店長に、その極意を聞いてみました。
1.ビンディングシューズはSPDにしよう
宿泊の伴うツーリングの場合、「いかに荷物を少なく、軽くするかが腕の見せどころ」(by 店長)だそうで、そういう意味では靴はとてもかさばる代物。よって、替えの靴やサンダルは持参せず、ツーリング期間中はSPDだけですべて済ませるんですって。
空港までの車の運転も、現地の徒歩移動も、ぜんぶSPD。車の運転ってできるのかな?と思ったんですが、スニーカータイプのピンディングシューズならクリートが丸々隠れるので、問題ないそうです。強者だなー。
2.エンドは金具で守ろう
カウンターでロードバイクを預けるとき、きちんと「ロードバイクは壊れ物であり、大切に扱うようにお願いすればまず問題ない」(by 店長)のだそうですが、「それでも破損する可能性はゼロではない」そうです。
盲点がエンドだそうで、運搬時の衝撃でここが折れてしまうことがあるそうな。エンドが折れるとツーリング中に修復するのはまず不可能。よって、せっかくの移動した先で乗るバイクがない!という事態に陥ることがあります。
現に、店長は過去の北海道ツーリングで仲間のロードバイクのエンドが往路で折れ、乗れずじまいだったというアクシデントに見舞われたことがあります。仕方ないので、一人はサポートカーよろしくレンタカーを伴走させ、ロードバイクを交代で乗ったとんだそうな。「だから、エンド金具でしっかり守ろうね」(by 店長)ということなので、覚えておいてください。
3.SPDシューズでゲートでくぐるとブザーが鳴るからあらかじめ脱いでおこう
SPDのクリートは金属なので、ゲート探知機で必ず鳴ります。よって、あらかじめ脱いでおき、かごに入れてX線機械に通してしまいましょう。あと、十徳ナイフ的な工具の中にナイフ状のものがあると、機内持ち込みはできません。
あと、CO2インフレーターはそもそも飛行機に入れることすらできないので、持っていると取り上げられます(戻ってきた時に返してもらえるそうですが)。ですので、パンク修理をインフレーターだけに頼るとアウトです。必ず、手動エアポンプを持参してください。これも「飛行機輪行にあるあるなトラブル」(by 店長)だそうですよ。
なるほど、危険物に扱われてしまうのか・・・。
では次回はツーリング時の荷物の運び方の極意を伝授しますので、お楽しみに。
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