ハクセン鳩ヶ谷のお客様は、ゴリゴリのマジレース系のローディよりは、のんびりマイペースで走ったり、美味しいものを食べる目的でのロングライドだったり、通勤で日々乗ったりというお客様が多いです。
つまり、ライトなユーザーさんがメインです。
学生時代以来、久しぶりに乗るよって方も少なくなく、そのような方には事故のないよう安全運転のレクチャーをすることもあります。
これまで、無数のトラブルや事故を見聞きしてきた店長から、安全に走るためのメッセージをお送りします。
「自転車業界はふつうは1、2月はさほど忙しくない季節なんだ。真冬に自転車を始めようって人は少ないもんね」
ローディは年がら年中乗ってますよ（笑）？
「彼らは違う人種（笑）。中山さんを含めてね。だって、季節に関係なく乗っているでしょ？」
はい。ロードバイクは真夏より、むしろ寒いほうが走りやすかったりしますもんね。
「そーゆー重症の方々を除いて、ごくふつうの自転車愛好家の話をすると、まだまだ安全面で不十分な場合もあるんだ」
どんなかんじに不十分？
「僕が感じるのは、まず右側通行する自転車の多さね。ローディでこれをする人は殆どいないけど、ロードバイク以外の自転車だと、もうそこらじゅうでみかけるでしょ？」
ええ、もはや、日常の風景と化してますよね・・・残念なことですけど。抜本的な対策が思いつかない。
「ぜったいに右側通行はしないことね。車やオートバイと正面衝突したら危険だし、ルールを守ってキープ・レフトしている自転車の迷惑にもなるんだよね」
人に強制させることは難しいけど、左側通行を守るってことがまず第一だと。それ以外に注意してほしいことは？
「スピードを出し過ぎない。爆走するのは若い人に多い傾向だね。そりゃ、ロードバイクやカスタマイズしたミニベロはママチャリとは比べ物にならないスピードが出る。それが楽しくって、買った直後は荒川サイクリングロードを猛スピードで突っ走るものなんだ」
ロードバイクってこんなにかっとばせるんだ～。あっはっはっはっは～って有頂天になりますよね。あれは感動モンですよ。
「それはそうなんだけど。荒川サイクリングロードは自転車専用道路じゃないよね。野球してたり、犬の散歩させたり、ジョギング大会してたり、幼児が歩いていたりする。そこを猛スピードで突っ切るのは危険すぎる。不注意一つで大事故になるよ」
たしかに。犬や子供の飛び出しもありますしね。
「ロードバイクを買うお客さんは、いきなりロードバイクに手を出すって方は少なくて、たいていミニベロかクロスバイクからのステップアップで買うのね」
はいはい
「ステップアップのケースの場合、ロードバイクが欲しくなったかのキッカケが、”荒川でロードバイクにぶち抜かれて悔しかったから”だったりするの」
気持ちはわかりますよ（笑）。
「そういう経験があるからこそ、いざ自分がロードバイクを買ったら、荒川で爆走してみたくなる……のかもしれないね」
かつての自分をぶち抜く快感を味わいたくなるということか…。
「サイクリングロードに限らないんだけど、スピードは控えめに、いつでも急停車できる心がけでいてほしいね。人の迷惑にならなくても、落車して愛車に傷を付けたくないでしょ（笑）？」
そりゃあ、そうです。
「こないだ、信号無視してきたママチャリに真横から突っ込まれて、カーボンホイールが壊されてしまったお客さんがいたよ。もちろん相手方が弁償することになるんだけど、事故ったらだれも幸せにならないよね。自転車に乗る方々は、ぜひ気をつけてほしいね」
はーい。
※最後は、店長のドヤ顔でお別れです（笑）。
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