アルテグラとデュラエースのブレーキのリターンスプリングについて

中山は6800系のフルアルテグラで組んだロードバイクに乗っているのですが、最近、アルテグラとデュラエースのブレーキについて衝撃の事実を知りました。


知人から聞いた話ですが、デュラエースとアルテグラのブレーキには、細~いアーレンキーが入るネジが有ります。このネジ、何のためにあるかといいますと、ブレーキをかけた後にレバーが戻る強さを調整するネジなのです。


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こ、このネジ穴にそんな役割があったとは……







ブレーキレバーをかけてから戻すとき、ゆるいタッチで戻るか、ばちっとしたテンションでもって戻るかを調整できるんですが、硬さを好みで調整できるんですね


私、今日の今日までずっと知りませんでした。そんなことができるんだ…。


ちなみに、もちろんですがブレーキの効きは変わりません。レバーが戻るときのテンションの強弱のみをいじるためのものです


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長尾さんに聞いたところ、「ふつうのユーザーさんがさほど気のする場所ではないですよ。増し締めなども不要なので、気にせず乗っていただけばOKですとのこと。


そうなんだ。じゃあ、いじるのはやめておこうかしら。


ヒトコト加えてきますと、決してブレーキの引きが軽くなるわけではないので、あまり大きな期待はしないほうがいいです



ためしに長尾さんのデュラエースで締めたり、ゆるめたりしてみましたが、やや変わるかな~くらいで劇的な変化はありませんでした。ちょっとレバーの戻りを軽くしたい方は、微調整しながらためしてみるのもいいかも、です。


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あと、リターンスプリング調整ネジとは別に、センター出しのネジもあります。これはアルテグラとデュラエース以外のコンポーネントすべてに備わります。


ブレーキをフレームに取り付けたとき、センターに合わせるためのネジですね。ここをいじると、ゆっくりとブレーキの位置が変化します。まあ、めったなことでは緩みませんし、ズレもしません。長尾さんも「バイク屋が組むときに使うネジであって、ユーザーさんは触る必要はないですよー」とのことです。


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※センターを出すためのネジもあるんだ……(これも知らなかった)





私の知人はかなり弱く設定していて、「このほうがロングを快適に走れるんですよ〜」と話していました。


私もマネしてみようかな…。いや、どうしようかな…。
(注意:緩めすぎると、ネジは取れてしまうので、ご注意ください)





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