ミニベロのタイヤ選びはなかなか悩ましく、奥が深い件について

ハクセン鳩ヶ谷は、「ロードバイクよりもミニベロが売れる」不思議(?)なお店でして、ミニベロのカスタマイズや修理のお客さんがわりとひっきりなしに来店されます。


ミニベロにかぎらず、自転車を買って真っ先に交換したくなるパーツの筆頭に来るものの一つが「タイヤ」です。なぜなら、安価で気軽に交換できて、しかも走りへの効果が高い。つまり、手っ取り早く高速化対応できるんですね。


今回は、ハクセン鳩ヶ谷に来店されていた「世界に一つだけのDAHON」の管理人さんに、ミニベロのタイヤ選びについて教えてもらいました。


20160409_170922




かくいう中山も、ミニベロではパナレーサーやシュワルベをいくつか試し、今はシュワルベの「デュラノ」に落ち着いております。



4年以上、デュラノのお世話になり続けており、個人的には「コスト、性能、価格」で見た時のバランスがベストだと思っています。決戦用タイヤとして名高い、「シュワルベワン」も気になりますが、決戦する機会がないので、まだ試したことはありません。
ミニベロの20インチタイヤ(406、451)は「パナレーサー」と「シュワルベ」が主流。他にもメーカーは有りますが、まあ大半のミニベロユーザーの方は上記2社を使っている事が多いでしょう。


20160409_1644041





PDFのスペックシートも付けておきますが、406タイプだと32Cまでの太さ。やや太めのタイヤです。しかし、451であれば、28Cとか23Cタイプもあるそうなので、「ロードバイク並に細いタイヤが欲しい」という方はチェックされてもいいでしょう。


ちなみに、中山はデュラノに出会う前、ミニッツライトを半年ほど使ったことがあります。転がりがよいタイヤでした。


20160322_164209


※いまはデュラノばっかり


シュワルベはと言いますと、ミニベロ以外にも多種多様のタイヤを生産しており、サイズ早見表を掲載しておきますね。


406と451の20インチタイヤに話を絞ると、406、451の両サイズともにシュワルベワンがもっとも細い、23C相当のタイヤです。要は、ロードバイクと同じと思えばOK。


店長がタイレルのFSXにシュワルベワンを履かせていますが、転がりがハンパなくGOODです。(試乗可能なおで、気になる方はお店で店長を捕まえてください)


20160327_153808


※シュワルベワンは23C相当なので細いです



ただ、シュワルベワンは決戦用タイヤでして、普段使いするにはちょっともったいないタイヤ。そこで次に来るのが、中山も愛用するデュラノです。


太さは28Cにあたり、太くもなければ、補足もない、ちょうとよいバランスのタイヤ。走りを意識するミニベロユーザーはたいていデュラノでしょうね。


ちなみに、デュラノは406、451のどちらでもリリースされていますよ。


他にも、コジャック、マラソン、マラソンプラスなど、通勤や通学等の一般ユースにも適した太めのタイヤも多数ラインナップされています。


ただ、不思議な事に406、451タイヤには25Cタイヤが見当たりません。その理由はちょっとわからないのですが、需要がないのでしょうかね…。


中山は個人的には「23Cは、ミニベロにはちょっと細すぎるから、25Cの20インチタイヤがあればな~」と思っています。パナレーサーさんかシュワルベさんが作ってくれないか、期待しています。


20160409_165418_hdr2




こぼれ話ですが、「世界に一つだけのDAHON」管理人さんはミニベロ歴がすこぶる長く、長尾さんと「シュワルベのステルビオって、いいタイヤでしたね~と盛り上がっていました。



ステルビオ・・・?なにそれ



なんでも、デュラノが登場する以前のモデル名だそうで、今は絶版です。「たぶん、もう市場在庫もないでしょうねー。2008年までくらいしか作られていなかったから」とのこと。


20160409_170522




さらには、「タイヤのパターンもかっこよいし、性能も高かったです」んですって。中山は、初めて知ったモデル名でした。勉強になるなあ。


うーむ、タイヤの世界も奥深いです…。





サイクルショップ ハクセン
〒334-0011 埼玉県川口市三ツ和1-9-24 
TEL 048-281-0926  FAX 048-281-0985 
メールアドレス h-hakusen@ace.ocn.ne.jp