自転車のオイルもいろいろあるが、もっと重要なことは別にある

みなさんは定期的に愛車を掃除していますか？掃除はしていなくても、せめてチェーンの乾拭き＆チェーンオイルの注油はおこなっていますか？


これ、やるとやらないでは自転車の快適性はもちろん、消耗品の持ちにも関わってくるので、マジでおすすめします。


さて、「じゃあ、どんなチェーンオイルを選べばいいの？種類がいろいろあって迷うんだけど」という疑問に対して、長尾さんに教えてもらいました。



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「たしかにチェーンオイルはいくつものブランドから多種多様なラインナップが揃っているから、初めての方はどれを選ぶべきかよくわからないかもですね」


「ですね。粘度の高い、低いって大雑把な分類走ってますけど、じゃあどっちが自分にマッチしているかどうかはわかりにくい」


「ペドロスってブランドでいいますと、SHIN、GO、Jって3つありまして」


「はいはい。シン、ゴー、ジェイですね」


「SHINは粘土が高い、MTB寄りのオイルです」


「ねっとりしたかんじってことですね」



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「ええ、泥や砂がある悪路を走るので、そういうヘビーデューティーな仕様になってます」


「これ、ロードバイクに使うのはアリなんですか？」


「いや、向いていないのでおすすめしません。ロードバイクならJがよいでしょう」


「なんで？」


「Jはサラサラで粘度が低く、砂や埃を拾いにくいんです。ロードバイクにはこれが最適。ただし、粘度が低いのでSHINよりはこまめに注油する必要がありますが」


「GOはどうなんでしょ」


「SHINと似ていますが、これは日常ユースのママチャリやクロスバイクに適しています」


「ちなみに、粘度ってそんなに自転車に関係するものですか？」


「走行性って意味だけなら、たぶん感じられないでしょう。ペダルを回すだけで、どのオイルを使っているかなんてわかりっこないですからね」


「ですよね」



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「メンテナンスのしやすさ、が重要ですね。あまりにも粘土が高すぎると、かえって扱いにくいので。ただ、私に言わせれば…」


「なんでしょう」


「チェーンオイルはぶっちゃけどれを使ってもそれなりに効果を発揮します。値段なんて気にせず、安価なもので十分なんです」


「ぶっちゃけましたね（笑）」


「こまめに乾拭きして、注油していればもうぜんぜんOKです。高いチェーンオイルは、安価なものに比べてやや長持ちするくらいの差しかないです」


「ちなみに長尾さんは何を使ってます？」


「僕はイノテック105ってのを使ってます。ドライタイプで長持ちですね。あと、チェーンにコーティングがかかるそうですよ」



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「最後に、チェーンオイルを挿すタイミングなんですが、いつがいいです？」


「キーキーと音が鳴ってからでは遅いです。乾ききる前に挿すこと」


「って言っても、パット見では、乾いているかどうかわかりにくいですけど」


「指で触って確認しましょう。あとは自分の中でルーチンにしておくのがいいです。隔週の週末に挿す、200キロ走ったら挿すとか。決めておけば、いちいち思い煩うこともないわけですし」


「がってんでーす」




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