「ヒルクライムのときだけスプロケットを使い分ける」という方法はアリなのか?

ヒルクライム未体験の方は、自分の脚で峠を超えられるかどうか、とても心配になると思います。同時に、自分のバイクのギアの組み合わせも気になるところでしょう。


なんせ、途中で回せなくなったらオシマイですからね。一番軽いギアでも回せなくなったら、バイクを降りて歩くしかありません。


中山は持っているロードバイクとミニベロの両方共にリアが「11-25T」というオールラウンドタイプを使っているのですが、急坂を登っているときは「もう1枚(28T)がほしいっ!」と思ったりします。


そこで、山に行く時だけスプロケットを交換するという方法はアリかどうかを長尾さんと小屋敷さんに指南いただきました。



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結論から言いますと、ノープロブレムです


「おお、それはよかった。じゃあ、スプロケットだけ取り替えてしまうだけで対応できる、と?」



そうです。28Tまでなら問題無いですよ。ただし、30TはNGです


「あら、どうして?」


チェーンとディレーラーのケージの長さが変わってくるからです


「あ、チェーンが1コマ増やさないといけなくなるのかな」



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ですね。アウタートップでプーリーが一直線になっているところでリンクを増やす必要があります


「ケージも、ロングになってしまう?」


ショートからロングにしなくちゃいけないので、そうなると気軽にスプロケット交換だけ…とはいかなくなりますね


「あら、残念」


ただ、コンパクトタイプのチェーンリング(34T)と28Tの組み合わせであれば、人並みの脚力がアレばたいていの登りで対応できますよ


「まあ、そうでしょうね」


ちなみに、どのケージを使用するか、チェーンの長さはどうだってこと()トータルキャパシティ)は、メーカーが指定しています



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「ほうほう。メーカー指定に従えば問題なさそう」


蛇足ですが、105の5700からは、30Tでもショートケージのままでイケるんです。105ユーザの方は、覚えておいて損のない情報でしょう


「それは、たまたまイケたって話ですか?本来はロングを使うべきなのに…とか?」


いえいえ、ちゃんとメーカーがそう告知していますので、ご心配なく


「よかったです。そういえば、シマノはショートとロングの2タイプなんですか?」


そうですね。カンパニョーロはミドルという設定があったりしますが


「では、私も夏場は奥多摩とか秩父の山に行く予定があったり、県外のヒルクライムイベントに出場する予定がいっぱいあるので、28Tを持っておくのはよさそうですね」


ですね。スプロケット交換だけなら、お財布にもやさしいですよ



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山専用のスプロケット、ひとつ持っておこうかな…





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