ロードバイクにおけるトリムとは何なのか、どういった機能と役割があるのか?

みなさまは、ロードバイクのフロントディレイラーに備わっているトリム機能が何なのかご存知でしょうか。


ほぼすべてのロードバイク系コンポーネントに備わっているのですが、ちゃんとお使いいただいているでしょうか?それとも、「なにそれ?」なかんじでしょうか?


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※フロント側のSTIで動かします



ロードバイク歴2年半、ミニベロ歴6年の中山は、正しくトリム機能を理解していませんでしたので、小屋敷さんに解説してもらいました。





トリム機能とは、カンタンに言い切ると”フロントディレイラーがチェーンに当たらないよう、微調整できる機能”ですよ


「たしか……フロントアウターで、リアがインのような、チェーンが斜めになっている状態のとき、フロントディレイラーをちょうどいい場所に動かせる機能でしたっけ」


「ですね。ロードバイク系のコンポーネントになら、全部ついてますよ」


「soraとかティアグラにも?」


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もちろんです。まさか、デュラエースやアルテグラ限定の機能だったと思ってたなんてことはないですよね…?


「…(小声で)思ってた><」


なんと……えっとですね、トリム機能はブレーキレバー、シフトレバーどちらにも備わっています。触ってみるとわかりますが、浅くレバーを動かすと、かるくカチッ と手応えがありますよね?


「……どれどれ…お、たしかに」


これがトリムです。フロントディレイラーがちょいと動いてくれますよ


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「いわば、カメラの半押しみたいなもんですかね」


まあ、そんなかんじですね


「少しわかってきた」


しかも、最新のモデルならトリム機能だけでなく、加えてチェーン脱落防止機能も備わってまして、フロントからインナーに落とすとき、一気に落とすのではなく、2段階に分けて落としてくれます


「え、どういうこと?」


1回落としただけでは完全に落ちきっていなくって、もう1回レバーを押すことで完全に変速します


「ほえーーー。便利な世の中ですな。ところで疑問なんですが、電動コンポーネントはトリム機能ってどうなっているんです?レバーがスイッチなので、微調整できないのでは?」


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電動コンポーネントは、自動でフロントディレイラーがちょうどいい場所に動いてくれます。手動で調整する必要が無いんです


「なんですと!」


人間が何もしなくても、機械が勝手にちょうどいい場所に動いてくれて、チェーンあたりを起こしません。つまり、トリム調整から開放されるんですよ


「それ、電動コンポーネントの大きなメリットじゃありません?」


ですね。あらゆる面で快適なのが電動コンポーネントですよ



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「じゃあ、ブルホーンのバーコントローラーはどうなんでしょ?」


フロントのレバーは無断階調節です。いわゆる、ダブルレバーと同じ、昔ながらの単純構造ですよ


「おお、そうなんだ。スイッチではなく、指の微調整でおこなうんですね。それにしても電動コンポーネントってすごいな~」


中山さんも、いまの紐のアルテグラを電動化してみますか?


「予算がありませぬ…>< しばし貯金に励みます」


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※中山はしばし紐のアルテグラ(6800系)を愛します(^o^)




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