自転車をこれから新しく始めようというとき、人はどんな自転車を選ぶ傾向にあるのか？ハクセン鳩ヶ谷は比較的自転車に関しては経験が浅いお客様の割合が高いほうだと思うのですが、初心者の方は店長によれば「なんとなくだけど、傾向があるようだ」とのこと。
ロードバイクを選ぶのか？クロスバイクなのか？はたまたマウンテンバイクなのか？もしかしてミニベロなのか？
そのへんの傾向と、「初心者にとって立ち寄りにくいお店がまだ少なくない」との話を店長から聞きました。
毎週、週末のランチは（忙しすぎて）16時前後にしかありつけない小屋敷さ（左）と長尾さん
「ハクセン鳩ヶ谷だけの傾向かもしれないけど、これからスポーツ自転車に乗ろうとする人は圧倒的にミニベロを探されるパターンが多いね」
「へぇ、ミニベロですか」
「ドロップハンドルのロードバイクをいきなりはちょっと…って感じるようだね。その気持はわかるね。そこまで本格的にがっつり乗りたいほどではなく、もっとライトに始めたい人のほうが圧倒的に多い」
「マウンテンバイクも、そういう意味ではガッツリ系ですよね」
「そうだね。マウンテンバイクも乗り手を選ぶというか、目的と用途がはっきりしている。街中での通勤とか、週末のポタリングに最適とは言いがたい」
「でも、
クロスバイクってそのちょうどいいとこ取りなバイクだと思うんで
すよ。
ロードバイクの速さとマウンテンバイクの頑丈さを兼ね備えている
というか。
初心者であればクロスバイクが一番人気じゃないんですか？」
「それが、最近はクロスバイクよりもミニベロのほうが人気が高いんだよ」
「店長はどうしてだと思います？」
「感覚的なものだけど、ミニベロのほうがかわいらしかったり、とっつきやすさがあるのかもしれない」
「小さいタイヤがかわいいって思うのは、私も大いに同意です(*^^*)」
「あと、折りたためられることも大きなメリットらしい」
「っそれは、自宅に保管するときに場所を取らないとか、
輪行しやすいって意味でしょうかね」
「それもあるけど、車のトランクに積めることが大事なんだって」
「車に乗せて、お出かけ先で乗って楽しむ・・・的な用途ですか？」
「そう。観光地に持って行ったり、日帰り旅行に持って行ったりって使い方を想定して購入されるお客さんが多いんだ」
「輪行よりも、車で持ち運ぶほうがハードルが低いですもんね。私も輪行をするまではけっこう勇気が必要でしたよ。周囲の目線もあるし、他の乗客の迷惑にならないよう、時間と乗車位置に気を遣ったりしますし」
「
輪行は、初心者の方にはいきなりは厳しいよね。車であれば誰にも気を遣わずに済む。しかも屋根にキャリアも不要。ただ折りたたんでトランクか後部座席に乗せるだけでいいって身軽さがある」
「それが、ミニベロが人気の理由なんですか。自転車を週末の余暇に組み込む新しいスタイルが浸透しているのかも」
「最近は遠方からいらっしゃるお客さんも増えてて、つい昨日は渋川、川崎、千葉からはるばる来店してくださったよ。そういう方たちいわく、都心に来るときにその手前まで車で来て、立川市あたりの適当な場所に駐車して、ミニベロをおろして渋滞している都心はミニベロでアプローチするそうな。なかなかおもしろいミニベロの使い方だとは思わない？」
「その発想はユニークですね。てっきり、都会の人が郊外に持っていくためかと思っていたんですけど、その逆もあるんですね」
「初心者の方々のほうが、むしろ新しい使い方を発見したり、創造しているのかもしれない」
「うーむ、たしかに」
「あと、いろんな人の話を訊いていると、まだまだ入りにくい雰囲気の自転車ショップは残っているようで、初心者の方ほどそういう空気とか、壁を感じるそうだよ。知識がないってわかるととたんに横柄な態度をとる店員とか、ロードバイクにスタンドを付けたいんですけどって頼むお客さんをバカにしたり。そういう上から目線のショップは、初心者の人には愛されないだろうねえ」
「私も、どことは言いませんが、
そういう不愉快な対応をされた経験はありますね（笑）」
「初心者はもちろん、年齢が上のほうの中年～シニア層も、自転車ショップ独特のとっつきにくさを感じる世代らしい。僕は初心者の方がそういう思いをしないよう、そして自転車の楽しさを伝えて底辺を広げたいって思っているよ」
「ハクセンのブログでも、ミニベロの楽しさ、面白い用途をもっと提案していきまーす」
※※夏季休暇のお知らせ※※
8/1（月）～8/5（金）までお休みを頂戴します。6日（土）より営業再開いたします。
サイクルショップ ハクセン
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