サイクリングの際、きれいな景色を写真に収めるのってどなたでもふつうにされると思うんですが、スマートフォン率が最近は異常に高いですよね。
スマートフォンのカメラの性能レベルがどんどん進化するので、今では「下手すると、そのへんのデジタルカメラよりもスマートフォンのほうがきれいな写真が撮れるのではないか?」と思うほど。
とはいえ、デジタルカメラもピンキリのようでして、良いものは抜群によいらしいです。サイクリングには必ずデジタルカメラも持参するお客様にアドバイスをいただきました。
※こちらはキャノンのデジカメ
「あのー、スマホがあればデジカメって不要にはならないんですかね」
「スマートフォンでもきれいな写真は撮れますよね。スマートフォンだけでいいって方は多くって、そのせいでデジカメの販売台数は落ちてます」
「あ、やはりそうなんですね。だって、デジカメそのものを目にすることすらここ2~3年くらいないですもん」
「だから、メーカーも苦戦していますね。でも、根強い人気があるデジカメもありますし、スマートフォンでは撮りにくい写真が撮れたりもするんです」
「デジカメにかぎらず、カメラってむちゃくちゃ種類があって、しかも一眼レルだとか、ミラーレスだとか、素人にはさっぱりな方式が乱立しているじゃないですか」
「はいはい」
「どれを選べばいいか、まったくわからないんですよね。サイクリング向きのデジタルカメラって、どんなものがあるんでしょ?」
「個人的な主観でオススメしますが、ソニーのRX100シリーズはいいですよ。人気も高いです」
「ほうほうRX100シリーズ…」
※スマホよりやや小さい
「1から5まで種類があって、5は最近登場した新型です。10万円くらいするかな…」
「じ、じゅうまん!!!」
「ええ、でもそれだけの価値はあって、このRX100シリーズはプロもサブのカメラとして愛用するくらいの性能なんですよ。ちょうどよく使うレンジのズームも備えていて、使い勝手が良いそうです」
「うーむ、それにしてもカメラの価格って開きがありすぎますね・・・カメラって、いったいどこで値段が決まるんですか?出かければでかいほど高いって単純な仕組みでもないでしょう?」
「ですね。カメラはセンサーの質で決まると言われています。ISO値って訊いたことありませんか?」
「人生において、初耳です(笑)」
「ISO感度って、デジタルカメラが光を捕らえる能力を表す値なんです。撮像素子に当たった光を電気信号に変えて処理するのですが、ISO感度を上げることで電気信号を増幅させるんです。つまり、ISO感度を倍にすると、電気信号も倍になる…言ってること、理解できます?」
「いえ、ぜんぜん(汗)」
「ものすごく雑に言いますと、暗い室内でスマホで撮影すると、シャッタースピードが遅くて、手ブレや被写体ブレが発生してしまうことがありますよね」
「ありますあります。しかも、ろくに見れない写真も多いんです」
「ISO感度が高いと、シャッタースピードを速くしてブレを抑えることができます。暗いシーンではISO感度を上げるとよいんですよ」
「なるほど、メリットが理解できました」
「そうやって、性能を追い求めていくと、20万円を越えるデジタルカメラ(コンデジ)とかになってしまう(笑)」
「えええええええええ、20万円もするデジカメって地球上に存在するんですか…。エントリーカーボンロードバイクを買える値段じゃないですか」
「ですので、狙い目は中古です。保証はなく、ややギャンブルな側面もありますが、とりあえず安くは手に入れることが可能なので」
「そういえば、プロが使う一眼レフとかだと100万越えるのもあるって聞きます」
「100万はザラですね。しかもレンズ単体が高い」
「で、ですね。私のようなカメラにさして興味もない、でもそこそこよい写真が撮りたいって素人はどのへんのモデルと価格帯に注目すれば良いんでしょう」
「5万円くらいのものであれば、そこそこ十分でしょう。もしくはていかがもうちょっと高いモデルを中古で買うとか。あと、広角モデルがオススメですね。広い範囲が撮れるので、景色を大きくおさめることができますよ」
「5万円前後で広角・・・っと」
※iPhoneで撮った写真。高いカメラなら、もっとキレイに撮れるようになるのかしら…
「RX100シリーズの1でちょうどいいと思いますね。あと、豆知識ですが、たいていのスマートフォンにはソニーのセンサーが使われていますよ。あと、個人的にはパナソニックよりもソニーがお気に入りです」
「ありがとうございます!
私もソニーもRX100シリーズをチェックしてきます!」
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