ロードバイクでは信号待ちのとき、右足と左足、どちらを着地させて待つべきか

何かしらのビンディングをお使いの方に質問ですが、信号待ちなどで停止するとき、どちらの足のクリートを外して着地させていますか?


大半の方が「左足」と答えると思います。雑誌や書籍などでも、左足を外し、左側に重心をもっていくようにと書かれていますが、中には「あえて逆をする」という方もいらっしゃるそうで、たまにお会いすることがあります。


たぶん左足が過半数は占めるとは思うのですが、どうしてあえて右足を外すのか、その辺の意識の差を長尾さんと小屋敷さんに教えてもらいました。


20160306_170205





あぁ、たまにいらっしゃいますよね。意識して右足を外し、右足で着地しているという方は


「でも、どうしてでしょうね。だって、右足で着地するということは、右側に重心がかかるわけで…」


ええ、一般的には左足で立って、左側に重心を置くのが基本です。そのほうが、万が一左側に倒れたとしても、クルマに轢かれることはないですから


「ですよね。そう考えるのが自然ですよね。であれば、どうして右足で着地する方が一定するいらっしゃるんでしょうね?


んー、それも考え方次第なんですよ。左足で着地しているということは、右足はクリートにはまったままですよね


20161009_152530




「ですね」


ということは、仮に右側に体重が乗っかってしまった場合、右側に倒れてしまう可能性もわずかですけどあるんですよね


「ああ、なるほど。なにかの拍子に右に重心が寄ってしまったら、とっさに右足を外せないかもしれない」


そう。すくなくとも、右足が着地していれば、右側に倒れることはないって理屈なんじゃないでしょうか


「その考え方、たしかに一理あるかも。マネはしないかもしれませんが」


まあ、慣れているほうで良いと思いますよ


20161009_151530



「では、慣れている左足を外すことにします(笑)。ところで、長尾さんと小屋敷さんは、クリートはどちらを外します?」


左足ですね(ふたりとも)


「外すときのペダルの位置は?上死点(12時)?下死点(6時)?」


上死点です(ふたりとも)


「下死点では私は外しにくいって感じますね。べつにどこの位置で外そうが構わないんですが、私はその習慣が身についてます」(長尾さん)


僕も同じですね。癖のようなもんですね」(小屋敷さん)


「僕は以前は下死点で外していたんですけど、今では上死点で外すようになりました。試行錯誤の結果、そのほうがやりやすいことに気がついたので(笑)」


まあ、正解はないので、お好きな位置でかまわないかと(*^^*)



20161009_150325




「話は変わりますが、クリートに左右の概念ってあるんですかね?右のクリート、左のクリートって、決まっているとか?」


SPD、SPD-SLはないです。よって、どっちでも左右に使えます。クランクブラザーズは一見左右関係ないように見えますが、じつは決まっているので要注意


「左右の概念がシマノのクリートはないんですね…」


LOOKもそうですよ


「左右の概念がないってことは、バラで交換できるのでいいですね。ところで、長尾さんはどのビンディングシステムを使っているんでしたっけ?


ロードバイクはLOOKで、ミニベロはフラペかクランクブラザーズです


「小屋敷さんは?」


僕はとくにこだわりはなく、ロードバイクはLOOKですね。ミニベロはフラペです。ただ、LOOKペダルは中華料理屋の脂ぎったフロアでは滑りやすいので注意してください(笑)


20160306_170630

※クランクブラザーズはハメやすそうな印象




「わ、わかりました(笑)」


とくにこだわりがないって場合は、シマノを選んでおくのがベストかなと、コスパはいいし、どこでも手に入るので、後々のメンテナンスも楽ちんですよ


「はーい」




サイクルショップ ハクセン
〒334-0011 埼玉県川口市三ツ和1-9-24 
TEL 048-281-0926  FAX 048-281-0985 
メールアドレス h-hakusen@ace.ocn.ne.jp