自転車マガジン by ハクセン鳩ヶ谷 : チタンは一生モノのフレームなのか？その理由は？根拠は？

サイクリストの間では、わりとまことしやかに流布している説があります

それは、「チタンフレームは一生モノ！」という説。説なのか事実なのか、よくわからなくないですか？根拠あるのかな？本当かな？…疑問は尽きません。

ということで、ハクセン鳩ヶ谷のメカニック、長尾さんに教えてもらいました。

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こちらはミヤタのクロモリです

「うーむ、私もチタンフレームは所有したことは無いので、これまでの経験と知識からお話ししますが、やっぱりチタンフレームは一生モノですよ」

「そーやって言いますよね。でもなんで？根拠は？」

「チタンは錆びないんです」

「ほほう、錆びない。。。」

「そうなんです。クロモリとかアルミは水で劣化はしますので」

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※長尾さんのクロモリ

「はいはい、ですよね。濡らしたときのメンテはものすごく気を使いますもん」

「もちろん、チタンだからといって雨晒しにしていいよという話では無いです。仮にしようものなら、パーツ類が悲惨なことになりますので」

「ですよね」

「あと、チタンフレームのよさとして、乗り味が変わらないってのも挙げられますね」

「乗り味に変化が無い？つまり、劣化がしにくい？」

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「そうです。どんな材質でも長年乗っていればヤレと言いますか、乗り味は変わってしまうものです。それがチタンだと劣化が少ないんですよ。その辺もチタンフレーム好きの人たちに支持されている理由でしょうね」

「硬さとか、乗ってみての差はあるんですか。体感できるモノ？」

「クロモリよりはちょっと硬めかなと。バネ感が味わえるのはクロモリのほうですね。まあ、ひとくちにチタンといっても、いくつか種類がありますので、これって断言はできないんですけど」

「チタンは合金なので、配合の差ってことですかね」

「ですです」

「まあ、硬いことには間違いないと…アルミとの差はどうすか」

「アルミはひたすらに硬い。ガチガチですね。チタンとは異なります」

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「もしもですよ？長尾さんが今後一種類の材質のフレームしか選べないとしたら、どれを選びます？クロモリ、カーボン、アルミ、そしてチタンの中で」

「うーむ、まずアルミとカーボンではないかな。。。」

「やはりチタン？？」

「うーーーん、チタンも悪くないですが、生涯乗り続けたいかというと。。。違うかな」

「では、クロモリ？」

「たぶんクロモリですね。僕はのんびりマイペースで走りたい派なので、クロモリが一番マッチしている気がします」

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※実はブリジストンのピクニカが密かなお気に入りなのだとか……（笑）

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