ロードバイクのポジション合わせって、難しくないですか?難しい
まあ、それがロードバイクの、ひいてはポジションの面白さと奥深
じつはつい先日、中山(自転車マガジンの運営者)のポジションが
今日は私のポジションが矯正されたことをご報告しつつ、皆様の糧
「こんにちは。ハクセンのメカニック、長尾です」
「なんか、最近CSIのブラケットが近い気がするんですよ。これ、ステムを交 換すればいいんですかね」
「いや、まってくださいよ。問題はそう単純ではないかもです。ポ ジションって、何か一つの要因でずれるのではなく、複数の要因が 積み重なって引き起こされることも往々にしありますから」
「んー、となると、なかなか自己診断はしにくい」
「ちょっと調べてみましょう」
バイクにまたがった中山をチェックしてもらう
↓
「うーん、ステムをただ伸ばせば良いって問題でもないですね。ま ず、サドルをセットバックさせすぎ。あと、ハンドルをもうちょい下 げてもいいかもしれない」
「サドルを下げたのは、ハンドルの近さを感じたせいでして…」
「でも、僕の目にはステムの問題には見えないです。むしろ、まず
「では、どーすれば?」
「ハンドル位置を下げることで、ステムの長さはそのままでハンド
※と言いつつ、2センチ分のスペーサーを抜く長尾さん
「あとはサドルかな。気持ち高い。股下を計測して、係数をかけて みましょう。まあ、これも絶対的な指標ではないのですが、基準を 出すには手っ取り早い方法なので」
「えっと、計測した結果はいかがですか」
「サドルが1センチ高いことが判明しました」
「えええええええ。サドル高はちょうどベストだと思っていたのに
「中山さんって、サドルをあげたがりですよね。自己判断でちょっ
「短足をごまかそうと思って、つい。。。」
「現実から目を背けてはダメです。ということで、1センチ下げま
「面目ない・・・」
「これでどうでしょ」
「乗ってきます。。。」
試走後……
「どうでした?」
「ちょうどいいです・・・!なんで!?なにが起きたの?ステム交
「ポジションって、複数要素が絡み合って正解を導くんですよ。正
※大胆に2センチ下げた結果、ちょうどよかった…ポジションむずい。。。
「なるほど。。。」
「あと、ポジションをいじりたいときは、ひと
「なにが原因か、わからなくなるから?」
「そうです。とたえば、サドル高をまず変えたら、それで乗ってみ
「面倒だからといって、いくつも一気にやってしまうと、、、」
「何が何だか、本人でもわからなくなってしまって、迷路に迷い込
「深く、心に刻みます、、、」
「ということで、中山さんはくれぐれも独断でシートポストの
「押忍」
「ただし、サドルを交換したら、サドル高は変わってしまうので、
「はーい」
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