ミニベロとロードバイクでは、シートポストの径がどうして違うの?

自転車に乗り始めの頃は、シートポストなんて気にも留めないです。でも、徐々にカスタマイズに凝りだすと、シートポストを軽量アルミにするかーとか、いっそ、カーボンにしちゃおうかーとか考えてしまうもの。


が、シートポストってロードバイクだけでも多種多様あるし、ミニベロとにいたっては、ロードバイクとぜんぜん違います。


シートポストにはどんな種類があるのか、どうしてそもそも違うのかを長尾さんに教えてもらいましょう。




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っていうかさ、なんでシートポストの経って多種多様なの!?誰か統一しろよ!!



…って思う自分はまだ幼いのでしょうか・・・(´・ω・`)






シートポストはですね、、、ミニベロとロードバイクで異なるのはもちろんですが、ロードバイクやミニベロ単体でも違うんですよ


「どれくらい種類があるんです?せいぜい2、3種類でしょう?」


いえ、、、、ロードバイクでの現在の主流は27.2mmですね。その次が31.6mmですかね



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「太いのと細いのがある、と」


ちなみにBOMAは31.6mmが主流ですね。アルマーアルファが27.2mmですが、それ以外のラインナップは31.6mmですね


「へー、たしか、アルマーアルファのシートポストが細いのは、乗り心地を重視しているからでしたっけ」


ですね


「他にも種類があるんですか?」


ありますよー。30.9mm、28.6mm、25.0mm、25.4mmなどなど。28.6mmは結構昔の規格なので、いまはあまりないですけど


「多すぎてわけがわかんないです。これだと、バイクを交換した時に昔のシートポストが使えない現象が起きますよね」


まあ、シートポストの太さが足りない時、シムという素材をフレームのなかに入れて太さを調整することはできますよ




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※これがシムです





「強度的には問題ない?」


大丈夫です。ただ、緩めた時にちょっと動いてしまったりして、けっして使い勝手のよいものではないです


「まあ、なるべくなら、正規の太さどうしで合わせておきたいですよね」




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そのほうが気持ちがよいのは間違いないです。あと、整備もしやすい


「ところで、ミニベロのシートポストもいろいろ種類があるんですか」


ありますね。たとえばダホンとternは同じ33.9mmですね。あと、カラクルも同じ太さです


「ほほう。ということは、ダホンとtern間でのシートポストのお引越しは可能?」


可能です。ただし、バーディは34.9mmなのでダメ。。。とかってことはあります


「ロードバイクのシートポストよりも、ミニベロのそれのほうが直径が太いのはどうして?」


剛性を確保するためですね。ほら、ミニベロはフレームからかなり長く飛び出すじゃないですか?そのため、剛性を持っておかないとダメなんですよ



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※いろんなシートポストがあるなあ…(´・ω・`)





「なるほど。ん?タイレルのミニベロ、、、たとえばCSIは31.6mmですよ。ロードバイクと同じですよ」


CSIはシートポストが飛び出していないのと、あれはもはやタイヤが小さいロードバイクですからね。。ふつうのミニベロとは違います


「そういう理屈か」


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まあ、ダホンとTern間では使い回しができるのは嬉しいポイントじゃないですか?


「ですね。それにしても、自転車って奥が深いですわ。。。」





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