11段でジュニアカセットは存在するのか？

ロードバイクのカセットスプロケットには「ジュニア用」と呼ばれるものがあります。成長段階の若者（学生年代）は体がまだ完成していないので、高いトップギアをぶん回すのではなく、ケイデンスを高めにしましょうねってレギュレーションのことですね。

 
このジュニア用カセットスプロケットですが、一般人が使ってももちろん問題ありません。人によっては、こっちの方がマッチしているのでは？ということもありますので、シマノのアルテグラにジュニア用スプロケットは存在するのか、小屋式さんに確認してみました。



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「私、10速のころの6700アルテグラでかつてジュニア用スプロケットを使っていたんですよ」


「ええ、以前乗ってた、ダホンのMuをジュニア用で使ってましたよね」


「クロスレシオなギア比が気持ちよくて、気に入ってました。それに、そもそも11Tのトップをぶん回すことって、日常生活ではほぼないし」


「まあ、サーキットで年に1、2回下りで鬼漕ぎするときくらいですもんね」


「そんな理由でミニベロはジュニア用スプロケットを愛用していたんですが、ロードバイクもそうしようかなと考えています」




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「ありますよ。今はジュニア用とわざわざ読んでいるのかどうかわかりませんが、トップが14Tです」


「それって、１つ前の6800アルテグラだけの話ですよね？新型のR8000ではまだジュニア用はリリースされていないんじゃ？」


「いえ、大丈夫です。すでに出荷されています。ちなみに、6800もR8000も11速なのはご存知の通りとして、ギア比構成もまったく同じですよ」


「あ、そうなんだ」


「まあ、14-28Tの組み合わせをいまさら変えるの無いよなって気はしますし。14、15、16、17、18、19、20、21、23、25、28ですね。両方ともにこの構成です」


「うーむ、じつにクロスレシオだ。快適に乗れる予感しかしない。ところで、アルテグラのクランクってスプロケットのように選択肢は豊富なんですか？」


「えっと、いわゆるコンパクトが34ー50T。吊るしの完成車でよく採用されているクランクですね。39ー53が昔でいうところのノーマルクランクです。で、その間に36ー52Tもあります。中間となるセミコンパクト的なモノですね」


「なるほど、その3種類あれば、まあ誰でも大丈夫ですね」


「じつは、コンパクトよりさらに小ぶりな36ー46というのもあります。普通の体力のある人なら、これは選ばなくていいかな…」


「よほど体力に不安がある人向け？」


「ですね」




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「今度スプロケットを交換するとき、ジュニア用にしてみます。どうせ、11Tとかほぼ使わないし」


「悪く無い判断だと思いますよ。1回試してみるのもいいでしょう。ただ、フレーム形状、とくにシートステーの形状によっては、トップ14Tが入らないモノもありますので、導入前にはメカニックさんに確認するといいと思います」


「ラジャでーす」
 




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