リアディレイラーのBテンションボルト、リミッターとは一体何なのか?

皆さんは自転車のパーツの中で何が一番好きですか?私(中山)はリアディレイラーが大好きです。
 

モビルスーツの腕、もしくはトランスフォーマーの体の一部がガシャンガシャンと可変する動きに似ていますよね。私はリアディレイラーが動く様子を延々と眺めていられます。

 
なんなら、晩酌しながらリアディレイラーが動く様子を収めた動画を見続けてもいいです。それくらい好きです。

 
さて、リアディレイラーには「なんだこれ?なんのために存在するんだ?」ってネジがあります。

 
それがBテンションボルトとリミッター。なんのためにあるのか、長尾さんにに解説してもらいました。



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リアディレイラー is wonderland...









「どっちがBテンションボルトでしたっけ」


こっちです。エンド金具の近くにあるほうですね。リアディレイラー本体に2個あるのはリミッターです


「Bテンションボルトって、なんのために存在しているんです?」


チェーンにかかるテンションを調整するんですよ。ここを緩めたり締めたりすることで、、、、ほら、ガイドプーリーとスプロケットの間にスペースが生まれるのが見えますよね




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「本当だ。テンションを上げすぎると、ガイドプーリーとスプロケットに被さるようになりますね」


滅多にさわる部分ではないですが、スプロケットを交換して歯数が変わると、調整しなくてはならないですね


「なるほど、テンションが変わってしまいますもんね。じゃあ、スプロケット交換以外で日常的にさわるパーツでは…」


ではないですね




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「じゃあリミッターってなんのために存在するんですか」


リアディレイラー本体のトップ側とロー側でどこまで動くかの範囲を定めるためのものですね


「へえええええ」


HとLってのが見えますね?ハイとローなんですが、それぞれのネジを調整して、メカ本体にどこまで動いてよいかを指定するわけ


「なるほど、スプロケットの幅にちょうど合わせて動いて欲しいですから、ちょうどいい場所で止まるようにするのか」



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そういうことです。ちなみにリミッターは基本的にさわる必要はないです


「どんな時にいじるんです?」


ホイールを交換した時くらいですかね。あとは、滅多にないでしょうが、バイクを倒してエンドが曲がってしまった場合、そのまま変速するとロー側に動きすぎて、ホイール側にチェーンが落ちることがありえます


「それを防止するために、調整するわけですね」


ですです。応急処置的なものですね。でも、まずいじる必要はないですよ


「ちなみに、フロントディレイラーにもリミッターってありますよね」


はい、あります。インナーとアウターの動きを調整することができます


「えっと、確認ですけど、電動コンポーネントにもBテンションボルトとリミッターってあるんですかね」


ありますよ。メカを動かすのが電気か人力かって違いであって、構造そのものは同じですから


「覚えておきまーす」



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