自転車用のグリスって何種類もあるということをぜひ知っていただきたい

自転車のパーツの組み上げ時には、パーツ同士が固着しないようにとか、スムーズに動作するようにとグリスを塗ります。
 

そのグリスですが、ふだん自分でメンテナンスしないサイクリストからすると、「え?グリスって何種類もあるの?1種類じゃ無いの?ってかんじではないでしょうか?

 
じつは何種類もあったり、場所によって使い分けたりしているんですね。ハクセン鳩ヶ谷では主に3種類ほどを使い分けていまして、そのへんのことを長尾さんに教えてもらいました。



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「ずっと、私はグリスって1種類をすべてのパーツに使っていると思ったんですが…実は違うんですね」


ちがいますよー。というか、いろいろありまして、ハクセン鳩ヶ谷では主に3種類使い分けてます。ミシュランのリチウムグリス、シマノのシマノプレミアム、フィニッシュラインです


「ほえー、リチウムって聞きなれない名称ですね。なんか、グリスっぽく無い」


わりと有名ですよ。あ、でもミシュランはもういまはリチウムグリスは作っていないそうで


「そうなんだ。じゃあ、主にハクセン鳩ヶ谷ではどれをつかっているんです?」


シマノプレミアムグリスです。通称デュラグリスですね


「ほほう、プレミアムってことは松竹梅でいう松で、その下に竹と梅に相当するグリスも控えているんでしょうね」


いえ、ないです。シマノはこのプレミアムグリスのみ


「なんだ。そうなんだ。ちなみにそれぞれって粘土とか色がちがうんですか?」


ええ、ご覧にいれましょう。リチウムグリスは白くって…



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「ほんとうだ。なんだか軟膏みたいでサラサラしてますね。いわゆるグリスらしさがない」


そうなんです。なので回転系に好んで使うメカニックはいますよ。私もわりと好き


「へー、じゃあシマノプレミアムは?」


これです。けっこうねっとりしてません?



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※左がリチウムグリス、真ん中がフィニッシュライン、右がデュラグリス






「うお、、、これこれ。グリスってこういう高い粘度があるもんですよ。色も琥珀色でいかにもそれっぽい」


で、最後にフィニッシュラインですが、これはリチウムグリスとシマノプレミアムの中間に位置するかんじですね


「ベージュ色のグリスなんですね…うん、たしかに粘度はちょうど二つの間にくるかんじだ。そういえば、長尾さんの作業を見ているとシマノプレミアムグリスが登場する回数が多い気がする」


シマノのグリスやはり万能といいますか、どこにでも使えて高品質。いわば万能グリスですね


「いくらくらいするんです?」


買う人はあまりいないですが、50グラムで1000円ちょいだったかな。100グラムだと1700円程度だった記憶です。安くはないですが、ご自身でメンテする方にはオススメのグリスですよー


「覚えておきまーす!」
 


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