ハクセンで扱うロードバイクメーカーのひとつに「メリダ」があります。
メリダとは台湾第二の自転車メーカーで、ジャイアント・マニュファクチャリングに次ぐ。製造工場のある台湾本社の他、1998年にドイツのシュトゥットガルト近郊のマグシュタッドにある、MERIDAヨーロッパR&Dセンターが創設され、自転車の設計は現在そちらで行われていますね。
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スクルトゥーラ4000はエントリーモデルとしてハクセン鳩ヶ谷でも人気の定番モデルなんですが、2019年モデルはいったいどこがどう変わったのでしょう…って、新型105(R7000)が備わったことですね!
入荷されたてホヤホヤのバイクを見せてもらいました。
フレームそのものに大きな変更はなく、カラーリングがニューになった程度です。大きな変更点はやはり新型105(R7000)でしょう。R8000のアルテグラやR9100のデュラエースと同じ系統のデザインを踏襲しています。よって、シングルテンションのシャドータイプですね。
シャドータイプでなにがどうよくなったか…ですが、リアディレイラーが従来製品よりもちょっぴり奥まった位置に入ることで、出っ張りが少なくなっています。この辺はMTBテクノロジーの恩恵ですね。
舗装路を走ることがメインのロードバイクでそこまで出っ張りを気にしなくてはいけない場面が一体どれくらいあるかというと……ぶっちゃけ、そんなにないでしょう。
ただ、輪行の際はちょっと便利かもしれません。リアディレイラーが引っ込んでいれば、足でぶつけたり、移動中に何かに接触させるリスクも減りますからね。輪行するサイクリストなら「わかるー」と頷いてくれるような気がします。
あと、フロントディレイラーはすでに5800系105の時代から既にアップデートされていたので変更はないですね。フロントの進化に他のパーツが追いついた格好ですね。で、操作感とかレバーの軽さについてですが、リアメカにかんしては劇的な変化はないっぽいとのこと。顕著であるとすれば、リアよりもフロントの指の引きの軽さでしょうか。多少軽い操作感を実現しているような印象です。
1点、メリットかデメリットかは人によって感じ方が違いますが、チェーンのテンションがシングルテンションになったことで「やや強く」なっています。つまり、ホイールの脱着はちょっとばかり力が必要になっていますね。まあ、やり方自体に変更はないので、慣れているかたであれば脱着に問題を感じないでしょう。
逆説的に、「チェーンテンションが高いのであれば、ミニベロで発生しやすいチェーン落ち防止になるのでは?」と期待したくなりますが、長尾さんと小屋敷さんによれば「それはない」とのこと。ちょっとのテンションの張りで解消する問題ではないそうで、やはりミニベロで起きやすいチェーン落ちは構造的な問題のようです。
小屋敷さんいわく、「スラムはかなりチェーンのテンションが高いですけど、それでもチェーン落ちがなくなることはないですから!」と話していました。どうやら、そういうことのようです。
あ、あと、今回紹介したスクルトゥーラ4000はクランクが105ではないのですが、新型はR8000の形状を踏襲しており、さらにかっこよくなったそうな。ちょっぴり嬉しいポイントですね。
ということで、スクルトゥーラ4000はもちろん、新型105をちょっと見てみたいぜ・・・・という方もお気軽にハクセン鳩ヶ谷におこしくださいませ〜\(^o^)/