みなさんのロードバイクはキャリパーブレーキとディスクブレーキ、どちらでしょうか。これまではキャリパーブレーキが主流でしたが、ここ数年は徐々にディスクモデルが浸透し始め、まだまだメインストリームではないものの、けっこう街中でも見かけるようになってきましたね。
そんなふたつあるブレーキには、それぞれ異なる構造のホイールを使うことになるのですが・・・どちらが長持ちするのでしょうか?
ということで、長尾さんに教えてもらいました。
「そもそもなんですが、、、リムブレーキのホイールって、シューの当たり面は劣化するものなんですかね」
「劣化しますね。使っているうちにシューが減るのはもちろん、リム面も削れていくものなんですよ」
「えーーー、リムって金属じゃないですか。で、シューはコンパウンドですよね。ってとは、金属の方は未来永劫使えるということに・・・」
「残念ながら、なりません(笑)。イメージとしては、砂消しゴムで金属をずっと擦っている感じですかね」
「なるほど、そういう表現をされると分かる気がする。じゃあ、アルミのリムとカーボンリムとでは、カーボンのほうが削れやすいですよね」
「ですね。乗り方にもよるので断言はできませんが、目安としてカーボンリムブレーキは2万キロくらいで交換時期を迎えるかなと」
「2万キロか・・・。ちなみにアルミリムだとどれくらいでしょう?」
「うーん、2万から3万キロはいけるかなと。ただ、乗り方次第ではありますけどね」
「リム面の摩耗よりも、先にハブが終わってしまうこともありませんかね?」
「シールドベアリングだとユニット交換することになりますが、カップアンドコーンだとグリスアップすれば比較的長期間もちますよ」
「ってことは、カップアンドコーンのハブの方が長持ちするんでしょうか」
「それが、そうとも言い切れないです。どっちもどっちですかね・・・。少なくとも、持ちの良さ云々はあまり考えなくって大丈夫です」
「金属の面のホイールなら、未来永劫使える・・・ってことではないんですね。。。」
「ホイールは消耗品ですよ。使っていればなんだって劣化しますが、ホイールもおなじ」
「ホイールを長持ちさせるための方法とかコツってありますかね?」
「乗らない・・・のは冗談として、一つ言えるのは雨の日には乗らない…ですね。濡れているとブレーキをハードに握りますよね?ということは、劣化も早まるってわけです」
「しかも、シューの削れ方も半端ないじゃないですか。シューもリムも傷めるんですね。ちなみに私のホイールのカンパニョーロのシャマルミレですが、よく見るとちょっと削れてて、地の金属が見えてきてません?」
「見えてますね。まあ、でもまだこの状態でしたら交換の必要はありません」
「そうなんだ。よかったー。なにしろ、シャマルミレは超気に入っているホイールなので、まだまだ乗りたいと思ってます」
「この調子なら、もう3年くらいは乗れると思いますよ」
「よかったー」
「まあ、その前に新しいホイールが欲しくなるとおもいますが…(ニヤリ)」
「…うっ…私もそんな気がしています…(汗)」