チューブレスとチューブラーとクリンチャー、ハクセン鳩ヶ谷メカニックの長尾さんのオススメは?

ロードバイクのホイール(&タイヤ)形式には大きく3つあって、ロード乗りにもっともポピュラーなクリンチャー、レース志向の人に人気のチューブラー、そして最近脚光を浴びているチューブレス、があります。
 

それぞれにメリット、デメリットはあって、どれが最強とはなかなか結論づけられませんけど、総合的に考えると、、、、

 
ハクセン鳩ヶ谷メカニックの長尾さん的には「リンチャーかチューブラーがオススメ」だそうな。

 
その辺の理由について聞いてみました。



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身振り手振りで説明する長尾さん







「個人的に今気になっているのがチューブレスなんですけど、長尾さん的にはどう思います?」


チューブレスもメリットはありますよ。ただ個人的には勧めないかなー


「え、どうして?最近はチューブレスが注目を浴びているって話も聞きますけど」


いや、メリットもあるんです。まず、低圧でも乗れるのは大きい。が、その恩恵を受けるのってMTBなんですよ。ロードだとさほど・・



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「うーむ、軽さ的にはどうなんでしょ?チューブがないぶん、軽量にできるような気も」


タイヤそのものが重いので、結果的にはクリンチャーのほうがトータルで軽いです。なのでそこはメリットではない。まあ、乗り心地が良くなるのは間違いないですが


「でも、各メーカーともに力を入れているんでしょう?」


シマノはc24とかR8000でいちおうチューブレスは展開していますが、一時期はチューブレスから撤退するって話もしてました。まあ、今後どうなるかはわからないですが、あまり積極的ではない印象は受けていますね


「えー、そうなんだ。そう言われるとちょっと躊躇するかも」




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※シーラントです




乗り心地と軽さを取りたいなら、断然チューブラーです。走ることに純粋に特化するならこれで間違いないです


「チューブラーの良さは認めますけど、常にタイヤを持ち歩かなくてはいけないのがネックなんだよなー」


ですよね。なのでレースとか決戦用ってなるわけです。ツーリング目的で、扱いやすさを考えるなら、やはりクリンチャーでしょうね


「やっぱ、そういう結論になるんだ。。。あ、待ってください。チューブレスの話に戻りますが、たしかパンクしてもクリンチャー用のチューブを入れれば空気入れられますよね。ということは、扱い易さのデメリットは解消されているのでは?」


いやー、でもチューブレスのビードは硬いですし、なかなかリムに上がらないってのは事実。タイヤとホイールの相性もありますが、難儀するのは間違いないですよ


「そうなんだ・・・。チューブレスはそこが怖いのよね・・・」



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※わりとベッタベタになるのね・・・




シーラントを入れていればまだビードは上がりやすいですけどね。でも、手はベトベトになるし、慣れは必要になるかな


「え、シーラントが必要なのってチューブレスレディですよね?チューブレスには不要なのでは?」


厳密にはそうです。が、あったほうがビードが上がりやすいので、使っている人は多いですよ


「自力で復帰できない可能性がそこそこある以上、まだ手を出すのはちょっとためらうなー」


個人的には、万能なクリンチャーがオススメ、走りにこだわりたい人はチューブラーですよー


「はーい」



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