ESRのPURSERに施されている「ワイヤリング」にぜひ注目してほしい件

ハクセン鳩ケ谷にデビューして半年ほど?経過したESR社のPURSER。20インチの機械式ディスクブレーキ搭載のミニベロで、ポップなカラーリングと多色展開が目を惹きます。

 
まだミニベロ業界で知名度はさほど高くないですが、ハクセン鳩ケ谷メカニックの長尾さんに言わせると

 
「真面目にしっかり作っている、良心的メーカーさん」

 
とのこと。

 
どの辺に良心さとか真面目さを感じるのか、聞いてみました。



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バイクをひっくり返すと、ブレーキ台座のネジにワイヤーが巻かれているのがわかります?


「ええ、2本のネジを囲むように針金が巻き付いていますね。これはいったい?」


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ネジの脱落防止のワイヤリングと呼ばれる作業です。これをやっているメーカーさんってほぼほぼなくって、ESRさんの手間のかけ方が伝わってくる仕事ぶりですね


「なるほど、、こんな目の行きにくい場所も手を抜かない、と」


シマノの製品の場合、ふつうは樹脂製のカバー的なものをネジに取り付けます。それで脱落防止するんですが、PURSERの場合は針金でやってありますね


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「これ、巻き方にもルールとか、方法あるんですか?」


ええ、ネジの緩まない方向を考えてS字方向に巻かなければ意味がないです。ただ、、、


「ただ?」


このバイクの場合、ワイヤーの巻き方が逆ですw。工場で作業した方がたまたまミスったんでしょう。このままではネジが緩んでしまう可能性がある。なので私の方で納車前に張り直しているところです


「こういうミスもあるんだ。。。」


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たまに、ですけどね。でも、すべてのバイクで納車前に確認していますよ。ちなみにこのワイヤリングって作業は航空機とかレーシングカーでは当たり前にされている取り付け方法でして、ああいう極限の状況下で使われるマシンは、ネジの緩みも発生しやすいでしょうしね


「あと、飛行機のネジが空から落ちてきたら嫌だw」


そうそう。なので脱落防止には万全を期している、というわけです。なお、普通の乗用車にはワイヤリングはされていません


「うーむ、なるほど。こういう部分にESR社のこだわりが見えるわけか。コスパのいいバイクなんで、こういう作業は手抜きがちになりそうな気もしますが、しないのは好感が持てます」


でしょう?



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「今、ハクセン鳩ケ谷の店頭には何台在庫があるんでしたっけ?」


2020年モデルはまだメーカーさんから発表されていなくって、今も2019年モデルが現行なんですが、ホワイト、オレンジ、そしてオリーブが2台の合計4台あります


「2020年も出るって、なにか変更点はあるんですか?」


基本的な部分は同じで、たしかマグネットがつくらしいので、折りたたんだときにパチンとなります。あともう1つ何かあった気がしますが、思い出せませんw。PURSERはキャスター角がややねているため、直進安定性が高く、ミニベロに慣れていない人でも乗りやすいですよ


「カスタマイズはできます?」


あまりおすすめしないですね。ホイールの選択肢がほぼないですから、そのままの状態で乗るのがいいかなと!


「はーい」
 
 
 
 
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