ホイールを使っていればいつかどこかで(個人差はあれど) 振れが発生します。
ふつうに使っていればそうそう激しく振れてしまうことはないんで すが、それでもやはり起きるときは起きてしまうものです。
振れ取り台がないとなかなか作業はしにくいものなので、 一般ユーザーさんが身に着けなくても大丈夫なスキルではあります 。
どーやって作業しているのか、 スポークの素材と振れの発生の関係について長尾さんに教わってみ ました。
「ホイールは使っていればフレてしまう・・・ これは宿命なのでどうしようもないですよね?」
「スポークテンションが緩んでしまうのは、 使っていれば避けられないです。でも、 いくらでも調整できるので怖がる必要はないですね」
「基本的な質問ですが、 スポークテンションは勝手に締まることはないですよね?」
「そうです。自然の摂理で緩むほうに振れは発生します。
「そのままの上体で放置するのはやはり、よくはない?」
「ブレーキシューに当たってしまうこともあるし、
「どういうふうに振れの箇所を発見しているんでしょ?」
「台にのせて回して振れが生じている箇所を特定します。
「はいはい」
「で、そこと逆側のニップルを締める。
「なるほど、ニップルには1サイズじゃなくて違いがあるから、
「ですね。精度の高いものをつかってください。
「振れの箇所を特定して、締めていく…
「いや、
「それはどんな意味が??」
「なじませている…んです。これをすると、
「けっこう面倒というか、時間のかかる作業ですね…」
「
「ちなみに、
「起きます。そこにとくに大きな差はないと思ってください。
「それはナゼ?」
「単純に回しにくい、硬い、ってことです。もちろん、
「いつも振れ取り作業、お疲れ様です~」