ブレーキが鳴く理由はプロでも意外に見つけるのに苦労する件

自転車が納車されてしばらくは「わーい」と楽しく走れるものですが、自転車は消耗品の集合体でできていますゆえ、使っているうちに劣化もすれば異音が生じる場合もあります。
 

で、この異音というのが曲者でして、とくにこれといった被害はないけど、乗ってる間ずっと聞こえてくるので気になって仕方ない…のです。

 
原因はなかなか素人には特定しにくいので、ショップでメカニックさんに診てもらうことになります。で、意外にメカニックさんも原因特定には神経を使うそうです。

 
まあ、なんだかんだしっかり見つけて対処してくれるので心強いですが( ◠‿◠ )




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長尾さんが眠そうですが、単純にGW前後の納車ラッシュで疲労がピークに来ているだけです(笑)。








ブレーキシューが原因であることが多いですので、まずは当たり面の確認をしますね


「ハの字にトーインつけると音が鳴りにくいっていいますよね」


そうそう、それをやってからリム面の掃除もするといいです。汚れもひとつの理由にはなりえますから


「なるほど。他にチェックポイントは?」


増し締めかな。。。ブレーキシューがしっかり取り付けられていないと、共振して鳴ることもありますので



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「原因って、1発で見抜くのは難しいでしょうねー。やはり、いろんな要因を一個づつ潰して絞り込んでいくかんじですかね」


そーです。近道はないかなと。まあ、経験でなんとなく絞り込めたりはしますけどね。たとえばリアよりフロントのほうがそもそも異音がしやすいとか


「カーボンとアルミのリムとか、材質でも鳴る・鳴らない傾向ってあるもんですか?」


どっちもどっち。鳴るときは材質はなんだろうが鳴りますよ(笑)


「カーボンリムでも鳴るものなんんだ…。ただ、私はカーボンバトンホイールをミニベロに使ってますけど、一度も鳴ったことはないですよ。ブレーキシューとの相性がいいのかな」



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そう、なにげに相性って重要です。ちなみに個人的な印象ですが、キットデザインのバトンホイールは異音がしにくいようですね


「相性?ブレーキシューとリム材質の?」


ええ、理屈や言葉では説明しにくいんですけど、相性ってのはあって、シューを交換したらピタッと止まることもあるし。シマノのシューはやはりものがいいのか、シマノに交換すると直るってことも


「へーーー、そればかりは試行錯誤して相性を探していくしかないなー。ところで、ディスクブレーキは鳴らないですかね?」


完全に鳴らないわけじゃないです。でも、キャリパーとかVブレーキよりは鳴りにくい構造ですね。トーインにしたりもしますよ。ただ、ちょっとだけ効きが悪くなる副作用はありますが



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「ディスクブレーキはまだマシであると…。そういえば、Vブレーキはむっちゃ鳴る印象があります」


ストッピングパワーが強力な分、その傾向はありますね。リムブレーキよりも鳴るケースが多いです

 
「覚えておきまーす」 




 
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